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ゲームグラフィックデザインの基本と始め方

  • 執筆者の写真: Jet Japan Art チーム
    Jet Japan Art チーム
  • 2024年6月14日
  • 読了時間: 6分

更新日:2024年10月9日

ゲームグラフィックデザインの基本から始め方まで、初心者向けに解説。2Dと3Dの違いや重要なポイントも紹介します。魅力的なゲームビジュアルを作成しよう!

ゲームグラフィックデザインは、ゲームの視覚的な側面を作り上げる重要な要素です。

ゲームプレイの魅力を高め、プレイヤーをゲームの世界に没入させるために、グラフィックデザインは欠かせません。

本記事では、ゲームグラフィックデザインの基本、重要なポイントについて詳しく解説いたします。


ゲームグラフィックデザインの基本


ゲームグラフィックデザインには、2Dグラフィックと3Dグラフィックの2つの主要なタイプがあります。2Dグラフィックは平面的なイメージを使い、古典的なドット絵やイラストのスタイルが特徴です。一方、3Dグラフィックは立体的な表現を用いて、現代の多くのゲームで見られるリアルなビジュアルを実現します。


2Dグラフィックデザイン


2Dグラフィックデザインは、ゲームの視覚的要素を平面的に表現します。ドット絵や手描きのイラストは、レトロな雰囲気を持つゲームに適しています。例えば、スーパーマリオやゼルダの伝説の初期作品は、2Dグラフィックの代表的な例です。

2Dグラフィックデザインの主なツールには、Adobe PhotoshopやGIMP、Clip Studio Paintなどがあります。これらのツールを使って、キャラクターや背景、アイテムなどをデザインします。


3Dグラフィックデザイン


3Dグラフィックデザインは、立体的な表現を可能にします。これにより、ゲーム内のオブジェクトやキャラクターが現実に近い形で描かれます。3Dグラフィックの代表的なゲームには、ファイナルファンタジーシリーズやグランド・セフト・オートシリーズがあります。

3Dグラフィックデザインの主なツールには、Blender、Maya、3ds Maxなどがあります。

これらのツールを使って、モデリング、テクスチャリング、リギング、アニメーションなどを行います。


ゲームグラフィックデザインの重要なポイント


  1. コンセプトアート コンセプトアートは、ゲームのビジュアルスタイルを決定するための重要なステップです。キャラクターや背景、アイテムのデザインを考える際に、コンセプトアートは基盤となります。

  2. カラースキーム 色使いは、ゲームの雰囲気やテーマを表現するために非常に重要です。例えば、ホラーゲームでは暗い色調が多く用いられ、一方でファンタジーゲームでは明るい色調が多用されます。

  3. ユニークなスタイル ゲームが他と差別化されるためには、独自のグラフィックスタイルが必要です。オリジナリティのあるデザインは、プレイヤーの記憶に残りやすくなります。


ゲームグラフィックデザインのステップ


  1. アイデアの発案 最初のステップは、ゲームのコンセプトやストーリーに基づいてデザインのアイデアを考えることです。これには、キャラクター、背景、アイテムのデザインを含みます。

  2. スケッチ 次に、アイデアをスケッチとして描き起こします。この段階では、詳細にこだわらず、全体のイメージをつかむことが重要です。

  3. デジタル化 スケッチを元に、デジタルツールを使って詳細なデザインを行います。ここで、色やテクスチャ、陰影を加えていきます。

  4. モデリング(3Dの場合) 3Dグラフィックの場合は、スケッチを元に3Dモデルを作成します。BlenderやMayaなどのツールを使って、キャラクターやオブジェクトを立体的に構築します。

  5. アニメーション 必要に応じて、キャラクターやオブジェクトに動きをつけます。これにより、ゲーム内での動作がリアルになります。

  6. テストと修正 最後に、デザインをゲーム内でテストし、必要に応じて修正を行います。これにより、プレイヤーにとって最適なビジュアル体験を提供できます。


ゲームグラフィックデザインを始めるためのヒント


  1. 基本を学ぶ まずは基本的なデザインスキルを習得しましょう。色彩理論やアートの基本原則を理解することが重要です。

  2. ツールの使い方を習得する 自分が使用するツール(Photoshop、Blenderなど)の使い方をしっかりと学びましょう。オンラインチュートリアルやコースを利用すると良いでしょう。

  3. 模倣から始める 最初は他のゲームデザインを模倣することでスキルを磨きます。これは、自分のスタイルを見つけるための重要なステップです。

  4. プロジェクトを作成する 小さなプロジェクトを作成し、実際にゲームグラフィックデザインを体験してみましょう。これにより、実践的なスキルが身につきます。

  5. フィードバックを受ける 他のデザイナーやプレイヤーからフィードバックをもらうことで、自分のデザインを改善していきましょう。


ゲームグラフィックデザイナー


ゲームグラフィックデザイナーとは、ゲームの世界観に合わせて登場するキャラクターや背景、アイテムなどを作成する仕事をする人のことです。

目に見える全てのグラフィックを手掛け、リアルなグラフィック効果と演出でユーザーをゲームの世界に没頭させます。ゲームグラフィックの作業工程は多岐にわたり、キャラクターモデラー、背景モデラー、モーションデザイナー、エフェクトデザイナーなどがそれぞれの得意とするポジションで役割を分業化されています。

自分が手掛けたゲームが世に送り出され、たくさんの人にプレイされる喜びは大きなやりがいになるでしょう。 

ゲームグラフィックデザイナーの仕事内容は以下の通りです。


タイトル画面やメニューグラフィック

ゲーム本編が始まる前のタイトルグラフィック。

ゲームの顔ともいえる重要なグラフィックのことです。


背景グラフィック

プレー中に映し出される背景全般のグラフィック。

3Dグラフィックによる背景は、遠近表現やオブジェクトのできばえによって、臨場感に大きく差がつきます。


キャラクター

ゲームの中の登場人物。

2Dグラフィックの場合、元になるデザインをデフォルメするセンスが問われます。


モーションデザイン

ゲーム中で動きのあるキャラクターなどの“動作”を作成します。

2Dグラフィックの場合、キャラクターをパラパラマンガのように作成して、動いているように見せます。


エフェクトデザイン

モーションを表現するのに欠かせないグラフィック。

突風の揺れや爆発の光、キャラクターの吐息などをグラフィックで一瞬表示させることでモーションがわかりやすくなり、ゲームの世界観にリアリティを与えます。


ムービー

臨場感を盛り上げるムービーシーンもグラフィックとして作成されます。

実際の映像をデータとして取り込んで加工したり、3Dグラフィックにモーションを加えて作成します。


ゲームグラフィックデザイナーになるためには、CGに関する専門的な知識やデザインの基礎となるデッサン力が求められます。

また、柔軟な発想力や根気、忍耐力、コミュニケーション能力も重要です。プロの職場で経験を積むことで、ゲームグラフィックデザイナーとしてのキャリアを築けます。


まとめ


ゲームグラフィックデザインは、創造性と技術の融合が求められる分野です。

初心者でも、基本をしっかりと学び、ステップバイステップで進めていくことで、魅力的なゲームビジュアルを作り上げることができます。自分のアイデアを形にし、プレイヤーを魅了する世界を作り上げる楽しさを感じましょう!


なお、弊社ではお客様にゲームアート制作サービスを提供しています。

ご興味がある場合はお気軽にこちらからご相談ください。

 
 
 

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